臨床研究に関する情報の公開
| 研究課題名 | 尿中修飾核酸の解析によるミトコンドリア病診断法の有用性に関する検証 |
| 研究責任者 | 熊本大学大学院生命科学研究部 分子生理学講座 教授
富澤 一仁 |
| 倫理審査委員会
承認番号 |
倫理第1756号
（2019年7月11日 初回承認） |
| 研究期間 | 承認日から開始し、研究期間の終了日は2021年3月31日の予定です。 |
| 研究計画の改定と
倫理審査委員会 承認時期 |
⑴ 2019年7月11日 承認（初回）
⑵ 2020年2月27日 承認（変更申請） |
| 研究目的 | この研究では、当院脳神経内科に外来通院または入院中の患者様を対象として尿中修飾核酸を解析することを目的としていますが、その際に当教室および久留米大学病院小児科で実施した先行研究（①倫理第1518号：尿中修飾核酸の解析によるミトコンドリア病診断法の開発、②生命310号・382号：ミトコンドリア病診断における新規バイオマーカー探索に関する臨床研究）により解析した尿中修飾核酸の結果を比較対象とさせていただきたいと考えております。 |
| 研究概要 | 私達は、動物モデル・患者検体を用いた研究により、ミトコンドリア病のうち多い病型であるMELAS型・MERRF型では、tRNA（転位RNA）のタウリン修飾欠失がその原因であり、tRNAのチオメチル化修飾の低下が病態進行に関与していることを明らかにしました。
この研究では、ミトコンドリア病以外の脳神経疾患で当院脳神経内科に通院または入院中の患者様を対象として、尿中修飾核酸を解析することを目的としておりますが、比較対象として①（今までに病気を指摘されたことのない）健常な方、②ミトコンドリア病の方を対象とした尿中修飾核酸の結果を比較したいと考えております。 |
| 倫理面での配慮
個人情報保護 |
この研究は、ヘルシンキ宣言（世界医師会）、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針（厚生労働省・文部科学省）に従って行います。
ご提供いただきました情報については、研究専用のコード番号で管理させていただき、ご提供いただいた方の個人情報が研究利用の段階で漏えいすることがないよう適切に管理させていただきます。 |
| 結果の公表 | この研究によって成果が得られた場合には、学術集会、学術論文などで公表します。その際、ご提供いただいた方の個人情報が明らかになることはありません。 |
| 研究実施体制 | この研究は、熊本大学大学院生命科学研究部分子生理学講座と熊本大学病院脳神経内科および久留米大学病院小児科との共同研究で行います。
この研究で取り扱う情報については、熊本大学：渡邊哲也が、責任を持って管理させていただきます。 |
| 研究の問い合わせ
研究参加辞退の申し出 |
この研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望がありましたら、他の研究対象者の個人情報あるいは知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することができますのでお申し出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて、ご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出下さい。この場合も、診療にあたり不利益が生じることはありません。
《本学における連絡窓口》 〒860-8556 熊本県熊本市中央区本荘1丁目1番1号 熊本大学大学院生命科学研究部 分子生理学講座 担当者：渡邊 哲也 TEL：096-373-5051 Mail：tetsuya.w09@gmail.com |
