通常、臨床研究は文書もしくは口頭で説明を行い、同意(インフォームド・コンセント)を得た後に行われます。これを「オプトイン」と呼びます。しかし、侵襲や介入がなく、人体から取得された試料を用いず、病歴・検査結果等の情報のみを用いて実施する臨床研究については、必ずしも対象となる方お一人ずつから直接同意を得るとは限りませんが、研究の実施についての情報を通知または公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障することが必要とされています。これを「オプトアウト」と呼びます。現在、熊本大学大学院生命科学研究部分子生理学講座で実施しているオプトアウトを用いた臨床研究は以下の通りです。
■tRNA修飾異常を起因とする疾患を迅速かつ正確に診断可能な新規ミトコンドリア病の
診断システムの検証を目的とした臨床研究:倫理第2192号
■血液および尿中の修飾核酸測定によるCOVID-19診断および重症度判定技術の開発:倫理第2184号
■Covid-19感染患者の抗Nタンパク質抗体の測定法の検討:倫理第2321号
なお、研究への協力を希望されない場合は、下記に記載されている各研究の担当者までお知らせ下さい。
【連絡先】
熊本大学大学院生命科学研究部 分子生理学講座
TEL:096-373-5051(内線5051)